研究室紹介

大矢研究室

専攻分野

数理情報


研究分野

量子情報理論/量子コンピュータ/量子カオス/情報遺伝学


研究内容

 大矢研究室では、長年に渡り、量子エントロピー、量子情報理論(QIT)、複雑系、情報遺伝学などの研究を行ってきました。こうした研究の基礎となっているのは、エントロピーと情報の理論、及び、それに関わる様々な数学であります。

 特に、量子情報理論は、シャノン流の古典的な情報理論では扱えない量子的な対象を用いた情報の表現と通信を取り扱う理論です。この量子情報理論の基礎となるのが、新しい確率論である量子確率と量子エントロピーです。

 大矢は、1991年、量子情報の研究を通して、複雑さと状態変化の力学を融合した情報力学を提唱しました。この情報力学の視点から、複雑系におけるカオスやフラクタル、情報遺伝、量子コンピュータなどの研究も展開できます。例えば、計算量の問題や完全な情報伝送を可能にする究極的な通信ともいえる量子テレポーテーション、量子カオス、HIVの変異過程などの研究が行えます。


研究テーマ

  • ■ 量子情報理論
        量子通信を含む

  • ■ 量子エントロピー

  • ■ コンピュータ
        量子アルゴリズム(計算複雑さの問題NP完全=Pの解決)、
        量子テレポーテーション、量子ゲート、量子暗号等

  • ■ 複雑系の数理的取り扱い
        新たなカオス尺度の導入とそれによる力学系の分類、脳の認識過程の数理モデル、
        情報ファイナンス、様々な状態を分類できる状態のフラクタル次元の導入とその応用等

  • ■ 情報遺伝学
        生物の進化及びレトロウィルス(HIVを含む)の変異過程の情報論的解析


Webページ

http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~ohya-m/


連絡先

ohya@is.noda.tus.ac.jp

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