研究室紹介
渡邉研究室
専攻分野
応用情報理論
研究分野
量子通信理論等
研究内容
古典系における通信理論は1948年頃シャノンによってエントロピー論として始められ、その後コロモゴロフ等によって数学的体系として完成されています。これらの通信理論では電流や電波を信号に用いていますが、近年、レーザ光を信号に用いる技術が開発され、様々な通信系で用いられています。光が最も基本的な素粒子であるから、光信号は量子系で取り扱うことが本来必要であり、従って、光を信号とする通信過程を数理的に厳密に記述するには、量子系における通信理論(量子通信理論)の定式化が必要となってきます。
私は、量子系のエントロピー理論をベースとした量子通信理論の数学的な定式化を目指す研究を行い、さらにその研究の応用として量子論理ゲートの研究も行っています。
研究テーマ
■ 渡邉昇、量子系のエントロピーと光通信、数理科学、No.294、47-52、1987.
■ 邉昇、チャネル理論とその量子コンピュータへの応用、数理科学、No.402、44-51、1996.
■大矢雅則・渡邉昇、量子通信理論の基礎、牧野書店、1998.
Webページ
http://www.rs.noda.tus.ac.jp/~noboru/
連絡先
watanabe@is.noda.tus.ac.jp
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