学科案内

情報科学科の特色

 本学科の「情報科学」は、数学を基盤とし、自然、社会、人間の各現象に関わる「情報」をどのように数理的に扱うのかを対象とする「基礎数理情報」と、 実用上の問題へ情報数理の応用を対象とする「応用数理情報」、そして情報を処理するシステムを対象とする「計算機科学」の3つの分野がお互いに重なり合って構成されており、カリキュラムは、これらの分野の知識がバランスよく身につくようになっております。

 1年次から、3年次前期までは広く専門基礎を学び、3年次後期からは、研究室に所属し、教員の個人指導のもとに専門をより深く学びます。そして, 情報数理、量子情報、情報遺伝、 応用確率論、統計数理、人工知能、量子コンピュータ、ソフトウエア科学などの情報科学の核となる分野の教育・研究を行っております。

 これからますます多様化するであろう21世紀の社会において、その変化に素早く対応でき、情報社会で活躍できるように、情報科学の基礎知識を十分に身につけた柔軟性のある人材の育成を目指しています。

入学希望者への補足

 本学科への入学希望者の特色として、大学見学者、オープンキャンパスなどにおいて、女子の入学希望の相談、問い合わせが非常に多いことが挙げられます。情報科学分野において、女子学生の進出、活躍が顕著でありますので、今後、女子の本学科への入学希望者が一層、増加するものと予想されます。また、「数学」(「情報」も追加)の中学、高校の教員免許を取得し、教員として活躍している女子学生も少なくありません。

 計算機科学分野の授業は、計算機を今まで全く触れたことのない人を対象に初歩から丁寧に指導を行いますので、計算機の知識が全くない人も、もちろん安心して学ぶことができます。本学科卒業生の4割から5割くらいの学生が、大学院へ進学し研究に励んでおります。特に、女子学生の大学院進学率は、男子学生よりもかなり高いです。

研究内容

基礎数理情報

 洪水のように氾濫しているとも言える種々の大量の「情報」をどのように数量化し、科学的に扱ったら良いのでしょうか。「基礎数理情報」は、「情報」の不確定さ、大きさ、価値などを量として測り、また「情報」をどのように数理表現し、これをどう伝達し、処理するかの基礎を扱う分野です。

応用数理情報

 自然、社会、人間等の現象の「情報」に関わる問題を定式化し、現象の仮説(モデル、原理)を数理的に作成し、「情報、情報量」に基づく数理的分析方法、手法を理論構築し、それにより、最適な解を推論して、種々の分野における実用上の問題点をいかに解決、改善するのかを扱う分野です。

計算機科学

 大量の「情報」を実際に処理するためには計算機の助けが必要です。また、いろいろな現象の数理モデルに対して、数理的分析方法により最適な解を推論するためにも、計算機を用いて情報を処理する必要があります。「計算機科学」は情報を処理するためのシステムを扱う分野です。

授業案内(授業カリキュラム)

学習環境(+計算機環境)

卒業生の進路

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